騒音問題でスペイン警察を呼んだ話【騒音対策を考える】
こんにちは、ぷっちょです。
このお話は、スペインに住んで1年目のようやくスペインに慣れてきて家が居心地よくなってきた頃のことです。
これまでとっても静かだった隣人が引っ越してしまい、新たに引っ越してきた若者が夜中も歌いまくりの超うるさいスペイン人の学生でした。ルームシェアだったかもしれません。
騒音問題と戦いました!
- 昼間も夜もギター弾き語り
- 夜は友達を大勢連れてくる
- 週末はパーティー
- そもそも壁が薄い
- 『オリーブオイルが無くなったからちょっと分けて』と言ってくる
住んでいた街は、22時以降大きな騒音を出してはいけないというルールがあります。ただそんなことは全く無視!日本人ということもあってナメられていた感じもしています。
私たちは寝不足状態が毎日続き、また今日もワイワイガヤガヤで眠れないのではないかという不安とストレス。
静かでも隣が帰宅する音が聞こえると絶望感がハンパない・・・。夫婦感でイライラが止まらないなど負の連鎖が凄まじかったです。
- 耳栓(意味なし)
- レゴやパズルで気を紛らわす
- 壁ドン
- 私たちもテンション上げまくる
- 我慢の限界が来たら押しかける
- 大家さんに何度も相談
(大家さんは部屋毎に異なるため打つ手なし)
とある日の夜。それは・・・週末だったような気がします。
みたぷちょ夫婦はついに警察を呼んだのです!!
みたぷちょブチギレエピソード
いつものようにうるさい隣人学生たち。夜中0時を過ぎてもドアの開閉音が鳴り止まない状態!
『なんだ!?今日はパーティ!?』っていうくらい大勢の学生が集まってきました。最悪です。
学生のパーティは土日祝日関係ない
その日も我慢してめっちゃオシャレなパズルをやりながら気をそらしていたみたぷちょ夫婦。ですが、午前3時になっても鳴り止まない騒音。これは酷すぎる。私たちはいつものように隣人宅に苦情を言いに行きました。
気の弱そうなスペイン人のお兄ちゃん2人が出てきて『ごめんなさい』と言ってくれました。
主犯はこの子たちではない・・・ギター弾いて歌いまくっている奴らに言ってやりたかったのですが出てきませんでした。
謝ってきたヤツは昼間にオリーブオイルをくれと押しかけてきたヤツ!あれは一体なんだったんだ!
そして私たちが家の中に戻ると、静かになった・・・と思いきやもの凄い勢いで歌い始めたのです!!
スペイン語ですが、単語はわかりました。
『俺たちは隣人(みたぷちょ夫婦)に迷惑しているゼ〜ィ!』そんな歌を歌い始めたのです。
はぁぁぁぁぁあ!?何だこいつら!!(激おこ)
私たちは耳を疑いました。文句を大声で歌っているし、歌は下手くそだしギターもヘンテコだし頭の中が渋滞してきました。
歌もギターも上手ければちょっとは許せた
「これは、もう、警察に通報しよう。」
そう決めたのです。朝3時半。もうこの調子では眠れません。
スペイン在住1年目のみたぷちょ夫婦。スペイン語を上手く話せるレベルに達していなかった私たちはとっても不安でしたが、優しいスペイン人のお姉さんが電話に出てくれました。今行くから、ちょっと待っててね!と。
本人たちにバレると静かにされてしまう可能性があったため、エレベーターで下に降りてアパート玄関で警察と待ち合わせをしました。午前4時頃のことです。眠い!
①隣人がうるさい、②迷惑している、③住所、④名前を伝えました。
警察がやってくれたこと
スペイン警察の方たち、男性だけでなく女性警官もめっちゃカッコいい。キリッとしててすぐに行動してくれました。
学生たちにバレないように、静かに騒音レベルをチェック。測り終わったと同時にガタイの大きいスペイン人の男性警官が隣人宅へ。
学生たちにいろいろ注意をした後に、遊びに来ていた学生全員を追い出し、書類を書いて「また困ったら連絡してね。」と言ってくれました。
うれしくてうれしくて、自宅にある大切に食べていたチョコパイを警官の皆さんにプレゼント。とても喜んでいました。日本には行ったことあるのよ〜なんて話もしたり。緊張していた私たちをリラックスさせてくれる人たちでした。
警察官の3人はとても良い人で助かりましたが、その後も残念ながら騒音は続いていました。
結局みたぷちょ夫婦は我慢ができず、居心地の良い家でしたが引っ越すという決断をしました。最後に大家さんから「本当にごめんね」と謝られましたが悪いのは大家さんじゃない!!
結局、みたぷちょ夫婦の騒音問題に関する結論は・・・
- 警察に頼んでもそれ以降、騒音がなくなるということはほとんどない。
- 騒音ストレスは精神衛生上良くない。我慢するのはやめて、さっさと引っ越す!
ということでした。日本だったら警察で解決していたかもしれない問題が、スペイン人学生となると残念ながら通用せず。。
最終的に次に引っ越したお家はとても快適だったので結果オーライとしましたが、引越す際の出費は痛いものでした・・・。
引っ越してからは、睡眠の質を向上させるためにも、質の良い枕を購入しました。新居では超快適な生活を送ることができ、夫の精神的ストレスも軽減されていきました。
騒音問題の対策を考える
私たちが体験した経験を踏まえて、騒音問題と出会わないために、住居選びで気をつけることを考えてみます。これは日本でも、海外生活でも同じことが言えるのではないでしょうか。
- 大学近くのアパートは注意する
近くに大学があると学生が住んでしまい、騒音問題が発生してしまうことがあります。
- 家賃が安すぎるアパートには注意
やはりこれも学生や常識外れの方が住まわれてしまう確率が上がりますので注意が必要です。
スペインで引越しの際には、隣人はどんな方かを大家さんに聞いてみたり、壁の厚さだったり、騒音問題で苦しんだことなどをしっかりと相談しました。
騒音問題に直面したら
騒音問題の解決策はあるのでしょうか。私たちはこれを機に、周りを気にせずに夜中もうるさくするような人たちを許せなくなりました!
騒音問題の一般的な解決策
- 管理会社に連絡。それでも止まないようなら直接インターホンをならして押しかける。
これが基本でしょうか。それでも騒音が鳴り止まない場合は警察に相談するなどの対策が必要ですね。
レベルが高い!こんな対策も・・・w
- お経をひたすら流すことで隣人をビビらせ、無事に隣人は引越した
こんなの怖すぎて確かに引越しそうですが、今度はこちらが迷惑を掛けてしまうかもしれませんね!
- 集めたゴキブリを隣人の家のドアにある郵便受けに投入する
ゴキブリが触れる人なら・・・いや、行動力が凄すぎるw
…と、いろいろな対策法がありますね。気持ちは凄くわかります!それほど煩くてイライラが溜まると、どんなことでもやってやりたくなりますね。笑
22時までは許すけれども、それ以降騒がしくするのは絶対にやめましょう。自分だけが良ければいい、そんな考え方はいつか痛い目をみることになります
騒音問題、再び・・・
実は最近、上の階に住んでいる方のリノベーション工事で、朝8時から16時頃まで工事のギーギー音が鳴り止みません。そんな時にとても役立っているのが、Air pods proです。
Air pods proはノイズキャンセリング機能が付いていて、一瞬で騒音が気にならなくなる優れものです。
さらに素晴らしいところは、外部音声を取り込む機能が付いているということ。これで、訪問客のインターホンに気がつかないということや洗濯が終わった時の音を聞き逃すことはありません。
家事をしながら、長電話をしながらでも作業ができて、外部がうるさい時にはノイズキャンセリングで一気に無音状態になる。これは騒音問題と戦う方には完全におすすめアイテムです。
自分たちに合う対策法を見つけて、騒音問題でストレスを抱えないように生活したいものですね。
私たちは対策できず、引越しをして騒音問題から逃げた!という形にはなりますが、とにかく解決させることが大切です。悩みを共有して助けを求めることも必要です。ひとり暮らしの方は1人で抱え込まないように!私と共に戦いましょう!