【現役駐在員が解説】海外駐在を打診されたら?家族の理解や仕事の整理

もい。みたんしゅ(@Mitash11)です。

今回は、海外駐在を打診されたときにどのように対処すべきかを記事にしました。突然打診されたらちょっと驚きますよね。自分のケースを振り返って整理してみます。

Contents

打診された!

まずは冷静になりましょう。そもそも駐在決定プロセスとは?例をあげてみましょう。

[jin-iconbox12]1. ポスト需要が発生
(後任または新規)
2. 候補者探しと選別
3. 関係部署への事前確認
4. 本人へ意思確認
5. 公式承認・人事決裁
6. 本人へ内々示[/jin-iconbox12]

つまり、本人に打診が来た時には最適な人事として自分が選ばれていることをまずは認識してください。過去に社内で問題を起こしていない限り、それは左遷ではなく前向きな人事であるはずです。海外駐在経験が昇格に必要な条件である会社もあります。

また、上層部や海外拠点からも海外で成果を出せる人材として期待されていることは間違いありません。この期待を理解した上で受けるか断るかを考えるべきです。サラリーマンとして断る選択肢は普通はありませんが、唯一断る理由になるのは家庭環境です。よって、まず打診されたときに答えるべき模範解答は、「チャンスを下さりありがとうございます。是非お受けしたいのですが家族と相談させてください」でしょうね。

家庭環境など関係なく本心では行きたくないと考えているであれば、いずれにせよその場では口には出さず持ち帰って検討する旨を伝えましょう。わざわざ本当の理由を伝える必要はありません。自分が何故行きたくないか、会社でどのように過ごしたいかを掘り下げてから(会社にとって)正当な理由を告げるべきです。打診を正当な理由なく断れば、人事上はバツが一つ付くからです。それでもその会社に居続ける価値があるのであれば断りましょう。

家族との相談

家族や恋人がいる場合、離れ離れになるのは辛いですよね。まずは自分の気持ちを整理してください。自分は行きたいのかどうか、家族を連れていきたいかどうか。迷う場合は家族同行を前提に考えた方がよいと思います。異国の地で独りだと寂しいですよ。

そうは言っても同行を強制することもできません。自分の立場から一旦離れて、相手の立場で話し合う必要があります。

  • 配偶者(恋人)の海外生活に対する許容度
  • 子供の年齢や友人関係
  • 両親の健康状態

海外生活は辛い人には結構辛いですし、相手が仕事をしていればキャリアも崩れてしまいます。じっくりと本人の気持ちを聞いてみましょう。何を重視するかで答えは千差万別です。それを否定せずに最後まで聞きましょう。結局は本人が決心するしかないのです。あなたが出来ることは相手が不安に思っていることを聞き出して、出来る限り除いてあげることだけです。

子供は自分では判断できませんから、親が決めるしかありません。年齢が小さいときは迷わず連れて行っていいと思います。このブログを読む方で中高生の子供がいる方はいないとは思いますが、ご参考までにインターナショナルスクールで友人が出来てもあまり長続きしないそうです。親の都合でまた別の場所へ引っ越してしまうことが多いとのこと。

両親の健康状態も気になるところです。もしあまり良くなければ覚悟して行くか、または断るか決断しなければいけません。遠く離れたところから急な連絡を受けてもすぐには駆け付けられません。

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行くと決めたら

全ての方針が決まったら上司へ返事しましょう。上司も心配しているでしょうから、家族のことも含めて出来るだけ詳しく伝えましょう。ポジティブに伝えることを忘れずに。

上司へ返事を済ませて正式決定するまでに時間があるようでしたら、仕事面で必要なことをまずは書き出してみましょう。実際の準備がはじまると生活や事務手続きのことで頭がいっぱいになるので先に仕事の整理をしましょう。

  • 現在の仕事をどこまで片付けるか、引継ぎ資料の作成
  • 赴任地の情報収集(収支、組織、強み弱み、本社からの期待)
  • 想定されるタスクに対して特に必要な知識やスキルの整理
  • 困ったときのヘルプ電話帳の作成(専門家マップ)
  • 必要な人は英語勉強(下記記事参照)
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現地に行ってからスムーズに課題探しを出来るように情報整理してすぐに引き出せるようにしておくことが重要です。自分が現地企業のために役立つこと、それが本社経営や連結決算に対して良い方向へ繋がることを実績として残してこないとわざわざ予算をかけて駐在する意味がありません。準備段階から心構えとして持っておくと良いと思います。

おわりに

いかがでしたでしょうか。海外駐在は人生観を大きく変える出来事だと思います。私は国外に出ることが怖くて仕方がありませんでしたが、一歩外に出てみると自由で興味深い世界が広がっていました。

ご質問、お悩み相談などございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

では。もいもい。

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この記事を書いた人

海外駐在がひと段落した会社員。
料理はリラックスタイム。

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