【現役駐在員が解説】駐在員って大変なの?ストレス解消法
もい。みたんしゅ(@Mitash11)です。
今回は、海外駐在の業務がどの程度大変なのかぶっちゃけてみようと思います。
駐在員って大変なの?駐在員のストレス
駐在員は大変なのかと聞かれれば、「はい、大変です(即答)」と答えます。それぞれの立場や業務の内容にもよりますが、海外の見知らぬ職場で働くだけで疲れます。何かの課題を解決する際、まず問題を正確に把握する為だけでも大変です。誰が何を知っているかもわからず、ひたすら聞きまわることになります。そしてそれはもちろん日本語では出来ません。これだけで最初の数か月ははっきり言って疲れます。
しかも、あまり気負い過ぎるとウザキャラが定着してしまい、情報を引き出せなくなるため、なるべく現地の方々に負担をかけないように気を遣って動き回らねばなりません。加えて、日本はそんなことお構いなしに色んな依頼をかけてきます。もういい加減にしてくれよと言いたくなる時は誰にでも訪れます。段々と慣れてくると自然にこなせるようになるのですが、慣れてくると今度は大きな仕事に手をつけるようになり、大変さのレベルが上がります。レベルアップしている実感は得られますけどね。
業務量と残業
では、業務量は多いのかと、よくある問いに答えます。答えは自分のマネジメント能力によります。増やそうと思えばどんどん増えて帰宅時間は夜中になってしまうし、減らそうと思えばまあ定時帰宅も可能です。どういうことかと言うと、気づいたことにどんどん関わっていき、何でも自分で解決しようとすれば、仕事量はどどーんと増えます。現地の方も本社の方も、あなたが仕事を引き受けてくれると認識してしまうと、どんどん仕事を依頼してきますから、オーバーフローなんてあっという間です。
私はこの状態になるまで駐在員が仕事をこなす必要はないと思っています。駐在員としての付加価値は一体何なのかを考え、きちんとローカルや本社の担当者に仕事を采配すれば、ぶっちゃけヒマになるはずです。そのヒマを活かして、新たな価値ある提案や、業務改善を考える時間を設けることを意識してみてはいかがでしょうか。自分がやらなくてもよい業務に追われ、見かけの忙しさで自己満足しないように気を付けたいものです。
板挟みによるストレス
本社とローカルの板挟みによるストレスは、忙しさに関係なく襲ってきます。それぞれ利害関係があると譲りませんから、問題解決は難しくなります。駐在員はどちらからも近い存在ですから、直接的に厳しい言葉をかけられることも少なくありません。
自分が他人からどう思われているかは気にせず、冷静に物事の解決だけに視線を向ければそれ程辛くありませんが、慣れるまでは精神的負担は結構大きいです。上司の言うことを100%真に受ける「真面目過ぎる方」はこの様な中間に立つポジションは向いていません。両者の言い分をある程度受け流し、重要なポイントのみをおさえて逆提案できるような人が向いています。
逃げられない人間関係
駐在先に駐在員が複数人いて、相性が悪い場合は最悪です。嫌でも毎日顔を合わせねばなりませんし、仕事上の付き合いに加え、プライベートでも付き合わなければなりません。ヒエラルキーの強い会社だとなかなか逃げられず苦労するかもしれません。
でも、プライベートはあなただけのものですから、気分が乗らなければ毅然とお断りしてよいと思います。
孤独駐在員の場合、逆に休日は超ヒマです。ローカルに誘ってもらうこともありますが、基本は皆さん家族がいますし、毎週というわけにはいかないですよね。
ストレス解消法
さて、これまで述べてきたように駐在員は結構ストレスがたまります。私自身や知り合いの経験から、海外で有効な日常的ストレス解消法は下記でしょうか。
- 天気の良い日に外でビールまたはカフェ(日光浴)
- ランニング、筋トレなどのスポーツ
- サウナ、入浴、プール
- 映画をみる、読書に没頭する
- 何か凝った料理を作る
- 週末で行ける旅行
休日はとにかく仕事のことはすっかりと忘れてリラックスするのがポイントです。次の週に引きずっても良いことは一つもないですからね!
では、もいもい。